2014年8月8日金曜日

韓国映像会社のスピード感と柔軟性




 7日の早朝、羽田から韓国へ向かい、その日のうちに帰国するという慌ただし出張から帰りました。
(羽田空港は、外国出張の際、かなり便利です。もっと便を増やしてほしいと願ってます)

写 真は韓国のBasictechというLEDの会社さんです。Catalystの件で相談があって伺いましたが、会社にはまた別の映像会社GemMedia の社長も来ており、両社ともすでにカタリストユーザーという点では、うちは映像分野に関して、韓国の会社のほうで認知度が高いのかもしれません。

当 初は、カタリストの説明で伺ったつもりが、すでに若いエンジニアの方々は、皆、カタリストに精通しており、技術部長は以前、当社に来た事もあって、全員が 実はカタリストのプログラムはスペシャリスト級だったという落ちです。みなさんの要望は高く、もっと裏技を知りたいとか、こういう場合には、どう対処すれ ばいいかという具体的な話で、現場をこなしていない私の弱さが露呈するという現実にぶつかって、やや落ち込み気味です。














韓国の企業は、カタリストのようないわば映像業界では異質なソフトウェアについても、UKのXLVideoが使っていると知れば調査し、日本の会社にも聞いたりして、すぐに現場投入、そして実践の中から自分たちの使い方を生み出して、順応していきます。

こ れまで使ったことのないショーコントローラーについても、導入について、ためらいがなく、私が実戦での投入はまだ経験がないと伝えても、「うちで導入して テストしてみよう 」と、新しいシステムへの躊躇がありません。このスポード感は100名を超える企業でありながら、社長は私よりも若く、社員たちもほとんどが若手という組 織故のスピード感かもしれません。正直、こういう雰囲気は経験した事がなく、驚きました。






  社長は彼自身もカタリストの操作に慣れており、社長でなければ自分がカタリストプログラマーになりたかったというほどにこういう技術が好きなようで、 DMXや照明についての知識もインターネットで調べて、吸収しています。この柔軟性と判断のスピードは、尊敬すべき点で、私としても、非常に勉強になる1日でした。
(最後の写真は、漢江の夕暮れ。でっかい川ですね)

こうした点を見ても、日本の電機メーカーが、韓国のメーカーに商売で負けた理由がなんとなく実感できた次第です。



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