2013年7月13日土曜日

Catalystと劇場の相性













 最近、劇場演出に映像は、なくてはならないものとなってます。しかし、その映像というのは、単にスクリーンに投影するような映像ではなく、ステージセットに映し出すものが多く、コンテンツそのものも、アスペクトレシオもばらばらだったり、写真も動画もごちゃまぜで、且つこれがもっとも通常のイベント映像と異なる点だと思うのですが、シーンからシーンへの変化をCue概念で管理する事

このシーン管理というのは、ステージ機構や、照明と同じように、固有のキュー番号で舞台演出が組み立てられており、きっかけに基づいて映像を変化させたり、切り替えたり消したりと、多種多様な変化をさせますが、その変化は非常に照明的で、舞台においてはプロジェクターから出る光を映像ではなく、照明としてとらえている感じです。
よって、そのシーン作りも映像を見せるというよりは、映像効果を舞台のシーンの中にどう埋め込むか的なアプローチです。

こうした舞台における演出において、なぜかカタリストが多用されているように感じるのは、有名なウィキッドやレミゼなどのミュージカルだけでなく、外国からくるオペラや演劇などで、カタリストが非常に高い指名率を持つ点で目立つせいもあるかもしれませんが、外国からくる演劇においては、確かに多いように思います。(これは音楽フェスなどのコンサート系でもそうですね)

このカタリストの外国での人気については、決して映像品質とかマッピングとかの特定の機能というより、何か舞台の人にとって惹き付ける使いやすさみたいなものがあるからなのだと思います。昔からの熱烈なファンがいるのは事実ですが、それにしてもいわゆる販売チャンネルが確立されているとは言いがたい、またマーケティングもまったく行わない製品が、ここまで浸透するのは驚きに値します。

きっと新しいMACPROが誕生した頃には、そのおそろしいまでのハイスペックマシーンをフルに活用する新たなバージョンが誕生し、また多くのファンを惹き付けてくれることだと期待しています。その間、しばらくの間は現行のMACPROでカタリストの魅力を楽しんでいたいと思います。







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