2012年9月26日水曜日

音響業界も注目するDANTE対応の意味はPTPが鍵




 先日から映像関連ニュースが続いてますが、今日は音響さん向けのニュースを1つ。
GigaCore16XTというマネージメントスイッチがPLASAにて発表されたLumienxですが、最近、継続したニュースがないね。と皆さん思ってらっしゃるのではないかと、私自身、気がかりな日々を過ごしております。

おまけに、未だデモ機材も入ってこないのは、どうしたものか?というと、まだ音響業界のプロトコル "DANTE" に対するチューニングをおこなっている最中で、それはPTP(プレシジョンタイムプロトコル)という同期のためのプロトコルに関する問題です。
(他にもいろいろありますが、一番の理由はこの音響関連)

先に発表された14Rの最新ファームウェアで、音響さんのリクエストから、QoSテーブルをもうけたものの、単にQoSテーブルにおいて、DANTEストリームを優先扱いにするだけでは、同期に問題があったことから、Luminexでも実際の機器をつないで、テストをしながらPTPについてファームウェアを調整をしていく必要があると感じられました。

すでにデジコムさんでは、GigaSwitch8を音響業界向けに販売していただいてますが、おそらく今の音響業界において、GigaSwitch8ではリダンダント機能がないため、いくらスイッチングが早くても、物足りないのではないかと想像します。

ここでGigaCore14Rのファームウェアが完成すれば、(同時に16XTも)光ファイバーポートも搭載するし、またリダンダント機能を利用することも可能となり、VLAN機能もまた得られるわけで、なんとかInterBEEまでに間に合わせようとLuminexも努力をしているところです。

あとは、Luminexを信頼して待つしかありませんが、このファームウェアが完成すれば、音響業界においてGigaCore14Rは理想的なマネージメントスイッチになるのじゃないかと思います。VLAN(彼らはわかりやすくグルーピングと呼ぶように言います)の設定も、そしてQoSの設定なども非常に簡単で、コマンドラインを不要とするステージに特化したスイッチになるだろうと思います。

マイルランテックとしては、このスイッチにFiberFoxを組み合わせて提案させていただきたいところです。このスイッチとファイバーフォックスの組み合わせは、私が思うにツアーマーケットの音響、照明にベストな選択になると思います。




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