2012年8月7日火曜日

ライドのショーコントロール稼働中













 もう先月の話ですが、雑務で忙しかった事もあり、また写真が使えるかどうかもわからないから面倒など、いろいろあいまって、書きそびれてしまいましたが、長崎のハウステンボス内に新たに誕生したワンピースのライドアトラクションに、Medialonのショーマスタープロと、オーディオプレイヤーが導入されました。システム設計やショープログラミングなどは、九州舞台の井福氏によるものです。

これまでマイルランテックではMedialonのショープログラムを社外の人に委ねることはしてませんでしたが、今回、初めて弊社以外の人がプログラミングを行いました。
確かに、短い期間でパネルソフトウェアまですべて、プログラムするのは大変だったので、タッチパネルソフトの部分だけは、私が行いましたが、基本的にショープログラミングは、井福氏の手によるもので、システムの設計や制御システムの構築など、すべて彼によるもの。この人、天才的にショープログラミングや制御への理解が早いです。

Medialon製品は、こうした演出システムの構築に最強のツールとなりますが、 プログラミングは、簡単と言えど、条件制御を行うとなると、変数の変化による条件文の挿入とか、多少のプログラミング知識があったほうが理解は早いし、初めての人は難しいと感じる事があるかもしれません。しかし、映像と音響、照明のすべてを同時にコントロールする。しかも、特定の条件を満たす場合に実行というような、制御となると、このようなコントローラーを導入するのがもっともよい選択でしょう。そして、Medialonは、すばらしいプログラミング環境を提供してくれます。

ライドのゴンドラが動いて、接点を叩く時、ブラックアウトや、音のミュートスイッチなどが押されてなければ、タイムライン上の照明と音響と、映像などが実行され、そのタイミングを調整する時、ラックの場所でショーを作る事はできないため、ノートパソコンとWAPをもって、現場に行き、そこでネットワーク経由でショーマスターを制御する。といった点は、なかなか他にこんな便利な装置はないなあと感じるところです。

タイムラインの調整は非常に簡単ですし、タイムラインは複数のものがおのおのの時間でマルチタスクで実行できる点など、オーディオプレイヤーもそうなんですが、マルチタスクって、なんて便利なんだろうと思います。まあ、照明さんで言えばシーケンスが複数のキューフェーダーにアサインされて、別々に動く感じなら、当たり前と思うかもしれませんが、そのExecutorは、条件制御できるんですよ。そして、DMXだけじゃなく、RS232やらRS422も出力するし、PJリンクでプロジェクターのランプ情報のタリーも得られるんです。どうですか?便利じゃないでしょうか?

今後、弊社では、このMedialon製品のプログラミングなどについて、定期的にプログラミングセミナーを開催していく予定で、最初は販売代理店さんを中心に、これを拡大して、より多くの人にプログラミングのおもしろさを伝えて行きたいと思っております。




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