2012年7月29日日曜日

加速するSSD PCIeのSSD












 MediaServerで映像を再生する際、同時再生できるファイル数の限界は、HDDの読み出しスピードが大きく左右するということは、Catalystを利用する人の間では常識です。

そうすると、このスピードを上げる事が、より多くのコンテンツをスムースに再生するには、この点が鍵になると言う事で、多くの人が、さらなる転送速度を期待して、HDDの持つシークタイムなどをも排したSSDへ交換というのが、これまでの一般的な取り組みであったと。

しかしそれでも、満足できない人は、SSDでレイドを組んでさらなる速度アップを期待したものの、2個以上でレイドで組んでも、劇的な効果が得られたわけではなく、複数のSSDを搭載して、コンテンツを分けて格納した上で読み出し先を分散するほうが効果があったりして、ここにSSDの接続インターフェースであるSATAに限界を感じてしまうのです。

しかしSSDも今では、SATA3.0となり、その転送速度は600MB/sにもなっており、以前のSATA2.0(最大300MB/s) と比較すると倍に達しています。ただ問題なのは、MACPROがSATA2.0にしか対応していない事でした。故に、誰もが次世代のMACPROの登場を今か今かと待ち望んでいるわけですが、ここに、SATAそのものをぶっちぎるPCIeに直挿しというカードが登場し、その転送速度は700MB/sオーバーとなれば、未だSATA3.0を体感していない私などは、高まる期待に胸が踊るわけです。

 http://eshop.macsales.com/shop/SSD/PCIe/OWC/Mercury_Accelsior/RAID

そこで値段のこなれたOWC Mercury SSDを購入。これを使ってどれだけの速度アップが期待できるか試したのですが、残念ながら劇的なパフォーマンスとは言えず、まあ300MBの出口が倍になっただけで、SSDそのものにもリードタイムの限界はあるだろうし、またHDDの速度だけがコンテンツ再生数に影響をあたえるだけではないようなこともわかりました。

ただ、以前はほとんど再生フレームが2〜10フレームくらいしかでなかった4096ピクセルサイズの4K映像も、20フレームくらいまで出るときも確認できたので、パフォーマンスがアップしたことは確かなようです。よってPCIeのバスが占有されるのは問題ですが、このSSDと通常のSATA-SSDを併用することで、もう少しだけパフォーマンスアップが可能である事は実感できました。PCIeがまだ余っている人は試してみてはいかがでしょう。

(もう少し詳細なテストが必要ですが、とりあえずご報告)



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