2012年7月13日金曜日

DMX/ RDMコントロールステーション










 最近、めっきり音響さん向けネットワーク製品になっているLuminex製品ですが、この会社の場合、DMXノードも重要な製品です。

 Luminexのノード製品は、写真のLuminetモニターというフリーのソフトからアクセスすることができます。このソフトは無料で提供されるもので、弊社サイトからもダウンロードできるようにしています。

ソフトウェアは、表示をすべて日本語化しており、アートネットを使う人なら、誰でもレベルモニターとして使用できるほか、Luminexのノードを一覧表示してくれる便利なソフトです。これを使うといかにネットワーク化された照明のシステムが便利かを実感させられますが、これがさらにRDMモニターとして機能すると、その効果は倍増します。

写真のベータソフトは、アートネットのジェネレートだけでなく、sACNの送出も可能となり、また、個々のChのレベル出力やメモリーまで可能になっています。これにより、照明卓がなくても、照明機器の動作チェックが可能になる上、ネットワーク上に流れるDMXデータのモニタリング(目で見えるというのは、安心感がありますから)の点でも非常に有効なソフトウェアです。

しかし重要なことは、このソフトが完璧なRDMのためのワークステーションとして機能する点で、まだシステムをネットワーク化していない人には想像できないほどの、システム管理の便利さを提供してくれます。

RDMは、「ネットワーク化されたシステムでこそ、便利になる」と 昨年のPLASAなどでも宣伝されてましたが、まさにその通りで、RDMは照明卓で使うというより、こうしたPCソフトで、あくまでシステムの保守などに使うのが正しい使い方だと思う。

 DMXのパッチ、装置の各種モード、状態表示、これらはRDMソフトから自由に変更できたり、また表示することができる。それはつまり、照明卓を使うプログラマーがいなくとも、照明システムの操作が可能であり、また照明卓で制御している最中ですら、そのコントロール権すべてを奪取することも可能である。

こうした特徴は、システム管理の担当者にとって、非常に有益であり、その人はPC1台もっていれば、会場のどこにいても、ネットワークに接続するだけで、その全システムを見渡すことができる。

長い間、RDMは眠ったまま放置されてきましたが、照明システムがネットワーク化している今、まさにその花を咲かそうとしているように思います。
今日は、映像でも音響でもなく照明の話でした。





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