2012年5月17日木曜日

エンベデッドショーコントローラー

今日、Medialonを見に来られた方が、「こういう製品て、他に見ないですよね」と言ってましたが、そういわれてみるとこの1Uとか2Uのコンパクトな装置に集約されたショーコントローラーって、珍しいかもしれませんね。

Medialonが映像業界で、すでに有名なのは、Barcoさんの影響が大きいのかもしれません。(Barco製品を制御する専用のソフトがMedialon製らしい。今日は映像業界の方々)
しかしながら、MedialonはこれまであったAV制御のコントローラーと比較して、もっとショー要素が強い印象になるのは、ステージングに強い機能をもった点にあるでしょう。

例えば、DMXレベルをダイレクトに扱えるとか(Artnetも出ます)、データをコンパイルしたり、アップロードせずとも、その場でリアルタイムにキューを実行して、チェックできるとか、タイムラインを動かすと、その位置にあるシーンのステートを再現するポジトラッキング機能、タイムラインの途中まではオートで動かしつつ、途中からマニュアル操作に切り替えるポーズ機能、カウントダウンタイマーの表示、キューを選んで音きっかけを自分でとりながら、キュ−を自動的にタイムラインに配置するタイムX機能などですね。

こうしたステージングに強い要素をもちながらも、同時に完璧な自動制御システムを作成する能力をMedialonはもっていて、 タッチパネルデザインのソフトや、Webパネル機能などを活用し、リモートコントロールの画面作成、スマートフォンなどのモバイル端末からの制御、そしてタスクの中で条件制御の式をつくることで、どんな複雑な制御システムでも、オリジナルデザインで製作することができます。この制御に関する機能は、これまであったどんなアナログなシステムをも、見事にリプレイスする破壊力です。

そして、制御対象となる装置のデバイスライブラリーをデフォルトでもっていて、数多くのプロ用機材がリストに並ぶほか、リストにないものは、自分で作成できる点。これはまるで照明卓のデバイスライブラリ−的な要素を感じさせます。こうした徹底的な制御に対するこだわりがMedialonにはあり、コントロールギークな人にとっては、たまらない製品になることは間違いなく、同時にスマートなショーシステムを求める方々にとって、これほどコストパフォーマンスがよい装置はないと言えるでしょう。今後は是非、レンタル業界でもご利用いただけたらと思いますね。




0 件のコメント:

コメントを投稿