2017年10月17日火曜日

Mediaサーバーの未来

 15年以上前にデジタルライティングの映像送出装置として誕生したメディアサーバーは、LEDスクリーンに向けた映像出力装置として1つの選択肢を提供し、やがてプロジェクションマッピングの流行とともに、映像送出のスタンダードな地位を気付くはずだった。がしかし、映像業界向けに使いやすいメディアサーバーというのは実は多くなく、ほとんどの人は照明向けメディアサーバーをなんとか、やりくりして使ってきたというのが本当のところだろう。

そしてまた、メディアサーバーを購入した多くの企業で、多用するほど運用していないのも事実ではないだろうか? 認知はされた、照明卓などなくても使えるものも出てきた。しかし、実際には多用するほど活用しているケースは少なく、多くのプロジェクション演出はコンテンツで対応しているケースがほとんどであり、再生機は特別なものは必要がない状態になっていると言っていい。

とは言え、コンサートシーンにおいて、一定の地位を築いたメディアサーバーは市民権を得ており、照明さんと映像さんの間で、昔に多くの人が抱いた期待とは異なる規模で、活用されている。今では、照明コンソールと一体化した製品や、照明業界で照明装置の1つとして活用されるメディアサーバーなど、いろいろあるが、この分野はすでに飽和したかまたは製品カテゴリー自体がコモディティー化したか。(陳腐化して一般化した)


とにかく、すでに特別感はないし、これ以上に派手に進化することもない。終焉を迎えた印象は拭えない。どんな機能を持ってきても、驚きもなく、感動も薄いのは、すでに大概の製品が似たようなことができており、つまりは技術が陳腐化しているのである。

今後もメディアサーバーと呼ばれるカテゴリーの製品は、これ以上に進化はなく、拡大はしないが、消えることもなく、しかし価格に対する下げ圧力は強まるだろう。それが単にコンピューターであり、ソフトウェアであることは明白であり、また、技術自体が陳腐化しているのである。典型的な製品のコモディティー化現象が感じられる時期が数年前から続いている。

ブームの終焉という意味では、有名なプロジェクターメーカーがメディアサーバー を買収したり、新しいメーカーが、メディアサーバーを開発したりする中、遠くから聞こえるサイレンのように、しかしそれが重大なキーワードであることを教えてくれる。もはや、時代は変化している。皆が気づかないうちに、この産業は飽和し、これ以上の拡大はなく、新たな方向性、新しい類の製品、メディアサーバーではなく、新しいアプローチが動きだす。メディアサーバーで行っていることは包括されていくか、より手頃な値段で手に入るメディアプレイヤーの方向へ舵を切る。


次の世代の新しい製品をなんと呼ぶのかわからない。ただ静かに次の新たなブームが動いているのを感じるのである。それは新しい世代に向けた新しいツールであり、ショークリエイションのプラットホームとも呼べるもの。いつかModulo Kineticで行っていることの新しさを、皆が知る時が来るだろう。それがブームとして広がり、メディアサーバーみたいに定着するかどうかは、まだわからない。しかしこれらがメデイァサーバーとは似て非なる新しい潮流であることは間違いない。メディアアーバーという言葉自体がもう古臭い。すでに終わったと言ってもいいだろう。







2017年10月10日火曜日

破壊の中に生まれる新しい何か

 長いこと1つのビジネスで利益を得てきて、あえてそれを捨てる決断をするのは、非常に難しい。やはりこれまで同様に同じビジネスでこの先もやっていきたい。顧客の求める要求もまた、同じ方向である。故にそこに依拠したいバイアスがかかるのが普通だと思う。それをあえて破壊する決断というのは、相当に難しい。会社の経営者として、自分の会社にとってマイナスになる選択というのは、本来はありえないし、そんなことしたら、株主から相当、反発されるだろう。



そんなあり得ない選択をしたのが、マイルランテックの最近の状況であり、ルミネックス社の代理店を増やす選択は、まさにマイルランテック社にとってはネガティブな選択だった。多くの人が、主力商材を手放す選択などあり得ないと考えたし、マイルランテックは、そこまでしてLuminexに奉仕して、何が得られるのか?と訝しがる人もいるだろう。答えは、Zeroである。利益などないどころか、マイルランテックを破壊しかねない選択と言える大事件だった。(ある意味、すでに破壊されたのかもしれない)







2014年、私はあえて、新しい会社を誕生させて、マイルランテックの既存ビジネスを破壊しつつ、破壊された中から生まれる新しい可能性をつかもうと考えていた。イノベーションは既存の仕組みの破壊から生まれるものなのだ。マイルランテックも同様に、これまでのビジネスに依存しないで生きるきっかけをつかめるかもしれない。この選択はチャンスなのだ。もちろんマイルランテックが、即死するような決断は不可能だが、相当にダメージは大きいものの、今回は、これをきっかけにして、新しいマイルランテックに飛躍することが可能だとイメージした。

確かに、2017年に自分が下した選択、これは賭けである。九州営業所を閉鎖し、社員を特に若い世代に入れ替え、社員のほとんどが新しくなり、若い世代に責任を持たせ、古い商材から新しい商材への切り替え、異なる仕事の仕方への転換、10年前にイメージした古いビジネスモデルを破壊し、また価値観すらも新たにする方法は、会社そのものを破壊しかねない劇薬である。それをうまくコントロールできるかどうか?自分のイメージ通りに制御できるのか?これは自分にとって、大いなる挑戦であり、劇的な変化であった。この計画のために、2014年から行動し続け、試行錯誤を繰り返した。九州ブランチもその中から生まれて消えた1つのアイデアだったし、昨年行った社内ミーティングは、まさに2017年に向けた大改革の集大成でもあった。消えたもの、残ったもの、想定内、想定外の変化、いろいろなことが起こって、今もまだ混沌としていて、結果は見えない。


しかし、それでも変えたかった。新しい会社に生まれ変わりたかった。変化し続けなければいけないと思ったし、Luminexの足を引っ張る気にはなれなかった。Luminexを求める潜在的な顧客にとっても、これは良い選択だったはずだ。私は10年続いたマイルランテックを犠牲にして、LuminexJapanを誕生させ、次の世代のマイルランテックを生み出したと数年後には、はっきりと言えるようになると思う。そう信じて、今もまだ改革を続けている。



2017年10月7日土曜日

自身の責任感に殺される自己

 自分の仕事を全うしようとするがあまり、自分の全てを犠牲にしていまい、自分を失い、逆に今度は、そこから解放されたいと願う。しかし、自身のあまりに強い責任感から、それを放棄できない。そして放棄した自分を責める自分が内部にいて、そこから逃げた時、激しく恥ずかしいと感じてしまう。これは日本人に多い特性じゃないだろうか?

死因として、自殺(Suicide Solution なんて歌があったなあ )が最も多い日本人の場合、先に挙げたようなメンタルだと自分も思うし、実は自分もなんども、こういう状態になってる。過剰な労働で亡くなる人は後を絶たず、労働環境の改善が叫ばれているけれど、社員だけじゃない日本人のほとんどが、責任感の奴隷であり、失敗を恥と捉えるメンタルだ。




ゆえに社員だけじゃない、会社の経営者も同じくらい、失敗したら自殺する人が多い。これも同じメンタルで、責任感と、失敗を恥ずかしいという思い。強く自分を責めるあまり、そこから逃げたいと強い感情が心を支配する瞬間、人は自分を殺す。

みんな実は休みを取りたいと思っているし、他人は休めばいいと簡単に言うのだけど、実は、それをさせない自分が自分の内部にいて、これはそういう思考がゆえであり、自分でもうまくコントロールができないものだと思う。だから、追い詰められる人がいるんだと思う。。やはり、こういう思考をしないような教育というか、失敗をしてもチャンスを与えるべきなんだろう。と思う。なぜ、そうなるか?と問われても、そういう育ち方をしたからだとしか思えない。もともと、そういうタイプじゃない人にはわからないことだろう。


2017年8月9日水曜日

ホール設備のあり方、もう一つの側面

 今年に入り、久しくお会いしていなかった元上司と話をする機会がありました。もうすでに何ヶ月か前のことですが、非常に懐かしく、また多くの知見を与えてくれる良い機会になったことは、大変ありがたい機会であったと思います。今でも私は未成熟かつ、足りないことが多いと自覚していますが、舞台照明会社に勤めていた20代の頃はさらに輪をかけて、人としてなっていなかった時代。。。。

 当時の上司はよくぞ、自分を使ってくれたものだと思うし、その当時があって今があることを鑑みると、上司の忍耐力への感謝と失礼で生意気な当時の態度を深くお詫びしました。確かに、若い頃から激しい感情と情熱でひたむきな性格だったからこそ、今のような仕事ができたのかもしれませんが、いや、やはり今の自分があるのは、当時から今まで自分に関わってくれた人、先輩や後輩、舞台人としての所作を教えてくれたフリーの方々や、関係各社の人たちのおかげだと思います。やはり自分は、舞台をルーツにして生きているなと強く感じます。

そんな私ですが、時々、公共ホールの照明設備について議論する機会を頂くことがあります。偉そうに登壇するのは本意ではありませんが、当社はネットワークインフラの製品を提供する企業であり、劇場やホールの設備について無関係ではありません。そういう機会があれば、自分の知り得る情報を公開するべきと思い、今もそうした機会があれば、積極的に参加しています。

昔を振り返ると、当時、勤めた会社は舞台照明というよりホール管理業務の印象であり、その割に、自分はほとんどその仕事に関わることなく、イベントや普通にお芝居、コンテンポラリーダンス、コンサートなど派手な仕事をさせてもらっていた。しかし、今も昔もホール管理という仕事は存在しており、重要な仕事であることに変わりはなく、それら仕事を今になってフォーカスすると、その重要性について、考えさせられます。

舞台に関わる著名な人の中には、イギリスなどの舞台はプロが立つ舞台であり、素人のための劇場ではないが、日本では多くがプロではなく、素人が舞台に立つのが大きな違いだと言う声もある。しかし、これは日本の文化であり、各市町村が税金で建てたホールは、市民が使う市民のための設備であって、そういう場を提供するのが市民ホールだという価値観。元上司が話す言葉は、それが自分にとって大きな意外性というか、改めてその意味を再認識させられるものでした。

日本のホールは、市民優先であって、公演でやってくる外部のユーザーだけのものではない。貸し小屋として機能する場合も、目的は市民が見たい公演だからであって、市民ファーストという考え方は変わらないと。非常に明確だが、意外に見失いがちな価値を再認識させられる。

場所によっては、ホールや劇場がその地域の集いの場所であり、ロビーエリアで宿題をする小学生がいたり、老人たちが世間話をしていたり、部活帰りの高校生がおやつを食べていたりする環境として、その存在が人をつなぐ場になっていたり、人が憩う場所として機能する。その意味で、決して立派な公演を毎日、見るためだけの存在ではないということを、教えられ、日本の文化としてのホールへの視点とか、箱物行政と批判されてきたが、ホール設備の別の意味について、開眼させられたのは、驚きであった。やはり物事には複数の側面があるなと思いました。


経営者とて会計業務を理解すること

 経営者は一様に会計業務が苦手とか、それは経営者の仕事じゃないとか言われると、うーん。。それはちょっと違うなと思う。いや、全くわからないことなんてなく、やれと言われれば、もちろん今でも仕訳入力だってできるし、バランスシートを見て、幾つかの指標を割り出すことなど、経営者ならばできて当たり前だろうと思う。だって自分の会社だもの。

中小の社長は、会計業務が面倒で嫌いなことは多数派だし、できる人に任せるのが基本だと思うけれど、何が欲しいのか明確に伝えなければならないし、やってる内容を理解してないと指示もできないゆえに、会計業務については、経営者なら持っておくべき知識だと思う。

中小の社長はキャッシュフローだけ見てればいいとか、多くの社長がBSなんてわからないとか言われると、確かに過去の結果だけ見て経営しているわけじゃないから、バランスシートだけで会社経営なんてできないと思う。しかし、これまでの結果を数字で理解することは必要だろう。スマートなのは、月次決算して、試算表をもらって、そこから欲しい数字だけ取り出して、分析に使いたいと、多くがそうだろうと思う。そういう私も、自分が大事だと感じる幾つかの指標は持っているし、単にエクセルシートに決算書や試算表からの数値を入力して、それを判断や目標に使っている。

その代わり、経理担当者がしっかり入力しないとでたらめな数字になるし、勘定科目や補助科目を、こちらが知りたい内容じゃなく、一般的な勘定科目にまとめられたら、それこそ意味がない。せっかく保険でお金を外に逃がしたのに、資産じゃなく費用にされちゃうと赤字になっちゃう。こっちの求めている仕事は、知りたい数字を積み上げた結果であり、意図した会計結果であって、税務署に出す決算書のためだけが、目的じゃない。税理士の能力次第で会社は繁栄も衰退もするなと思う。否

資格を持って税務署に出す資料を責任を持って作成するだけ、まだマシで、世の中には偽
プロフェッショナルみたいな輩がいて、コンサルという名前で税務を請け負っちゃう人がいる。もうグレーゾーンとかじゃなく、真っ黒でしょ。と言いたい。そういう人が何に責任を持つかといえば、責任なんて持てないでしょうと。

だから中途半端な帳簿になる。意味不明な仕訳が散見される。そんなサービスでお金を取るなんて、ありえないだろうということもある。やはり会社の経理業務、実務は誰かに任せても、中身はしっかり経営者が管理、理解する必要があると思う。会社に余力があって自計化できるなら、そうした方がいいに決まっていると自分は思う。だから経営者は会計の勉強もしておくべきだと強く思う。


2017年6月29日木曜日

九州営業所の閉鎖

 2014年の暑い夏でした。九州を車で訪問し、営業活動をした時に感じたことは、なんて魅力あふれる地域なんだろう。そして可能性にあふれる若さ溢れる福岡に、強く魅せられました。近くには観光資源も多く、街は高い利便性を持ち、様々な面で、この地にマイルランテックのブランチオフィスを開設したいという思いに駆られ、準備を進めていました。当時、私は将来の会社を取り巻く大変化、時代の転換点に差し掛かる前に、対応可能な手段を完成させようと、次の何かを探し続けている状態でした。

さて、そんな強い思いから3年が経ち、紆余曲折あって、なんとこの営業所の継続に対応するすべなく、撤退の決断という残念な結果になってしまいました。事務所を拡張した直後だけに、私自身も、とても悲しいですし、また九州地域の方々には、本当にお騒がせして申し訳なく思います。

 http://milecontrol.blogspot.jp/search?q=%E4%B9%9D%E5%B7%9E

スタート時は意気揚々とした空気もあったんですが、何事も計画通りにいかないもんです。残念なことに、自分の人生、こうして、新しいことをはじめては、挫折の繰り返しなのかもしれません。自分の選択、リーダーシップのなさ、計画性など数多くの点で、至らないことばかりと感じています。

今年、九州営業所はなくなりますが、その代わり新たな会社も誕生し、これまでの九州営業所の担ってきた業務は新しい会社に引き継がれます。また九州地域におけるマイルランテックの商品、LuminexやModulo、Connex製品などの販売については、マイルランテック東京で、対応させていただきます。加えて、ショーコントロールの設備案件など、トータル制御に関するお仕事も、東京オフィスで対応いたしますので、新しい案件など、ございましたら、お気軽にご相談ください。

今回の撤退は、確かにネガティブな印象を与えますが、しかし事業は常に再編されるもので、時代の変化とともに、やり方を変えて対応していくしかないと思うんですよね。うまくいかなければ、引いて考えることも大事だなと。そして変化の中から新しい希望も生まれます。いろんな意味で、新しい何かは、既存システムの破壊から生まれるんだと思います。
この決断と同時に、東京のマイルランテックは新しい才能が集まり、一致団結して前へ進もうという強い意志も芽生えています。失ったものもありますが、代わりに生まれてくる新しいものもあるんですね。





2017年5月28日日曜日

働き方と未来の会社

 今年もあっという間に月日が流れ、早くも夏の気配が感じられます。自宅のもみじが、まばゆいほどのグリーンを放ち、部屋の中が緑で充満しています。それにしても、時間が過ぎるのは、本当に早いですね。
ここのところLuminexの仕事で韓国に行ったり、マイルランテックの決算のことやら、立て続く仕事の洪水に溺れ気味ですが、なんとか全てを完了して、本来の社長の仕事をしたいと思い、時間を作り出す努力中です。社長の仕事というのは、計画し決定し方法を指示して検証を繰り返すことです。本当はゆっくり考える時間が必要なんです。

今、現実に若い会社を世に生み出し、運営していて最近、会社の個性について考えることがよくあります。マイルランテックを創業した時も、どういう会社に育てたいか?明確な意図があり、夢もありましたが、同じように自分の理想とする会社の個性というものがありました。しかし、これが意外と難しくて、マイルランテックでは、自分の意図した通りにはならないことを経験しました。これは当たり前ですが、会社は人が構成しているわけで、自分だけの想いでは、意図した通りの個性(社風)にはならないわけです。

アマゾンのジェフベゾス氏が言うように、会社の個性は代表者の個性が大きなウェイトを占め、次に最初のコアな人材が同じく大きなウェイトを占める。この2つの要素で6割くらいは決定されると言えるでしょう。この点からも社長自身の個性と同時に、社員の育成と選択は非常に重要になります。

もちろん社長の求める個性がエネジェリックなのに、自身が冷めたタイプでは、社風はそうはならない。ゆえに、もし自分の個性と異なる会社にすべきと判断するなら、自分ではなく、最適な社長を探すべきということになるんでしょうが、それもまたとてつもなく難しいです。会社を任せるなんて重すぎるし、何より自分と同じ目標に向かってくれる優秀な人など、そう簡単には見つからない。やはり会社を社長の個性と異なる会社に育てるのは難しいんです。自分のキャラを理解して、それに見合った会社の個性を生み出す努力をすべきですね。

では、自分の個性と求める会社の個性がマッチしているとして、次の要素である社員選択は非常に大きな意味を持ちます。 もし間違った人を採用したり、間違った社員の育成をしては、相当な時間のロスを生み出し、やがて自分のやりたい仕事、夢に到達することなく機を喪失することになってしまう。ということは、自分が必要とする本当に信頼出来る人をベストなタイミングで採用することが、中小の社長に求められる仕事の1つになるんでしょうね。これもまた極めて難しい仕事です。

マイルランテックを創業した時、自分が想像し夢見ていた会社の雰囲気は、今の社員にも、よく話をします。それが、例えるとアポロ13という映画に出てくるワンシーンのようなイメージです。アポロ13は偉大なる失敗と呼ばれます。宇宙船がトラブルを起こし、宇宙をさまよう中、技術者たちが今、宇宙にいる飛行士を助けるために、アポロに搭載されている機材を机の上にぶちまけ、時間など忘れて、皆で必死に解決策にとりくむ姿は、強く心に残り、どんな困難な時も、皆で創意工夫と努力をして、解決していける。それは同じ志を持った仲間がいれば可能なんだ。だから自分の会社には、会社を愛してくれる仲間のような気持ちの人を採用したいというのが自分の理想像でした。

多くの人から、会社への愛情は最初からあるもんじゃなく、時間とともに育つ意識じゃないの?と意見されますが、いやそこじゃなく、最初から冷めた人は嫌いと言いたいです。熱い心と情熱を表に表現できる人がいい。面白いことに情熱を注ぎ、それを表現できるような雰囲気の個性であれば、きっと大丈夫、話し合えると思う。

大きな会社ではないから、ただ生活のために雇われたような人ではなく、会社に愛情を持ってくれる人がいい。最初はダメでも情熱的な人はそういう意識に変わると信じてる。 そして同じ方向性の夢を持ち、自身の能力の向上と同じように会社を成長させてくれる仲間、常に新しい技術に興味を持ち、それらを話し合い、情熱と誇りを持ってこの仕事に取り組む社員像は、かっこいいなと。暑苦しいかもしれないけど、自分はそういう会社にしたいと10年前に思いました。

巷では、会社と労働者の関係は、もっとドライな関係になったと言われており、やがて会社組織に依存しない働き方が現れるのかもしれないとか、会社に依存しない働き方が、いかにも未来の働き方のように喧伝してるけれども、それはつまりフリーランスという個人事業的な働き方であり、よほど特別なスキルと高いモチベーション、さらには、社会の変化に対応し、自分自身を磨く能力がなければ、それは難しいと思う。。

自分の経験では、会社に所属した方が自分一人ではできないことが実現出来る。そして自分の仕事にも専念できるし、会社を皆で強くしていく方が、リスクを軽減することにもなる。将来、会社での経験を下地に独立することも可能になるだろう。これはもちろん会社経営者にとっても利益となることであり、だからこそ自分は自分のことを理解し、近い価値観で仕事を実践してくれる仲間を探し、そして生み出し続けるしかないんだと思います。だから、会社は採用活動を継続しなければならないんです。しかし、本当にこれは難しい仕事だと思います。